キャプテン・マーベル
ファーストデイだしってんで、「キャプテン・マーベル」観て来ました。
正直、アメコミリテラシーはさほど高くないんですが、まあMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズは、一応全部チェックしてます。(ほとんどが後追いですが)
多少のムラがあるとはいえ、後発のDC系シリーズ(DCEU)と比較すると、圧倒的にアベレージが高いMCUですが…今回はちょっと微妙でしたね…
シリーズ内の位置づけとしては「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ・エンドゲーム」のブリッジ、かつアベンジャーズ前日譚ってなことで、諸々こなすべき課題はクリアはしてるんですがね。
なーんか、マーベルにしては抜けがイマイチというか、それでいて結構筋運びは雑だったりして、シリーズ中でもカタルシス量の低さはワーストクラスか、と。
その要因の最たるものが、1995年という舞台設定がマーベルの世界観とあんま合ってないからなんじゃないかと思う次第。
当然、音楽もそのへんのロックが要所で使用されているんだが、この時代のアメリカでメジャーだったロックって、基本鬱ベースの、内省的なものがメインだからねー。やっぱアメコミにはグランジよりアッパーなハード・ロックとかグラム・ロックっしょ、相性的に。
Nirvana - Come as You Are (Captain Marvel Soundtrack)
主演のブリー・ラーソンちゃんも頑張ってはいたけど、アクションとかそこまで目を引くものはなかったかなぁ。
お馴染みサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーも、今回のメイン・ゲスト、ジュード・ロウもさほど美味しい感じになってなかったし、ギャグも一々軽すべりしてた気が。
あとスクラルさん達の扱い、いくら何でも酷すぎない?一応、どんでん的な展開、あるはあるけど、そのへんの押さえがかなりグラグラしてんで、結局最後まで弛緩モードで観ちゃいました。
ま、ここんとこアメコミ大作が立て続けに公開なんで、こんぐらいのやつあってもいいかもだけどね。とりあえず「エンドゲーム」は大丈夫…でしょう、きっと!!!