どうしようもなくエクリチュール

つれなき毎日を過ごしつつ、世につれ、徒然に綴ります。

アベンジャーズ/エンドゲーム

想像以上にヒットしてますねー、「アベンジャーズ/エンドゲーム」。

 

marvel.disney.co.jp

 

アバター」の興行収益世界記録を塗り替える勢いという世界的なメガヒットぶりもさることながら、ここ日本でのこれまで以上のヒットぶりは、ちょっと想定外なレベルじゃないっすか?

 

まあとりあえずの「完結編」ということで、注目度が上がるのは必定なんですが、逆に言えばある程度過去作踏まえてないと、そもそも理解不能というハードルはある訳で。

 

私はと言えば、結構後追いながらも一応MCU21作は予習済という「そこそこリテラシー」な立場で、公開翌週鑑賞という、割にフラットなノリではあったんですがね。

 

とりあえず現時点では知り合いにすらノー告知の当ブログゆえ、この期に及んではネタバレ云々気にせず書いていきますが、とりあえず3時間超という長尺にも関わらずまったく長く感じない…どころかまだまだいけまっせな体感だった時点で、エンタメとして超優秀っすよね。

 

元々6時間ぐらいあったのを半分にギュッと圧縮したというだけあって、多少の筋の簡略化とご都合主義的展開はありつつ、一切のダレ場なし!!

 

とりあえず全員集合にリセット&これまでの総まとめをやる意味で、タイムリープは最も合理的な手段だろうし、諸々クリアするべきチェックポイントはぬかりなく通過。

 

まあでも全体的にやっぱ初期メン重視のバランスにはなっていて、アイアンマン、ハルク、ソー、キャップにホークアイ、ブラック・ウィドウあたりが美味しいとこ持ってく作りにはなってますわな。

 

特にトニー(アイアンマン)、スティーヴ(キャプテン・アメリカ)、マイティ・ソー

の3人絡みのエピソードが軸になっていて、誰のストーリーに一番グッとくるかは、人それぞれだとは思うんですが、個人的には今回はトニー・スタークが刺さりましたねー。

 

これまでそのエゴイストぶりで散々振り回してきたトニー社長が、自らのささやかな幸せをなげうって、遂にヒーローとしてあるべき自己犠牲に目覚める!

さらに過去の世界における父・ハワードとの邂逅と和解、この王道展開にはこれまでの溜めが効きまくってる分、胸アツMAXでございました。

 

勿論、キャップの人生やり直しやソーのセカンドキャリアも着地としては文句なしの美しさで、カーテンコールのようなエンドクレジットの多幸感は、唯一無比。

 

アントマンが戻れたの、たまたまやん」とか「タイムマシンできんの早っ!」とか「真田広之の出番短すぎだし、ホークアイの日本語、全然聞き取れん」とか「ソウルストーンの犠牲の基準、ようわからん」とかツッコミどころも満載ながら、そういうのをあーだこーだ言い合うのも楽しみの一つという、シンプルに娯楽としてコスパ抜群の、映画界きっての満漢全席。きっちり堪能させていただきやした。