翔んで埼玉
超今更タイミングで、シネマイレージのポイント使って、わざわざ上野まで出張って、今のところ今年最大の話題作「翔んで埼玉」を観てきましたよ。
原作の分量が少ないので、改変・アレンジ・加筆は必須な訳ですが…その点はまあまあ頑張ってる方なんじゃないですかね?
とりあえず主演の二人(二階堂ふみ&GACKT)をはじめ、演者のキャスティング及びマンガ的なデフォルメ演技は、総じてハマってたように思います。
バラエティネタ的な「あるある」に基づいたギャグも割と良くできたものが多かったし、原作のBL…というか「やおい」要素も上手く消化してトレースできていたんじゃないか、と。
ただですねえ、クライマックスの合戦シーンとか一応気合い入ってるとは思うものの、全体を通じて物理的なチープ感は否めないかなあ、劇場映画としては。
ストーリーの荒唐無稽さもなんかちょっと中途半端というか、もっと「翔んで」くれた方がカタルシスあった気がするし、それこそ埼玉(&関東圏)ギャグもまだまだ入れられたんじゃない?
あと映画オリジナルのメタ構造みたいなの、あれが著しくテンポ感を削いでいて、予想通りオチも大したことないんで、ぶっちゃけ不要でしょ。トータル2時間満たないのに、ちょいちょい「長いなあ」と感じた一因のような気がします。
なんで映画としては「世間で話題」以上のものは特にない出来ですが、無駄な部分を切ってギャグ盛り盛りにして「ケンミンSHOW」の1時間特番とかでやってくれたら、相当満足度上がったんじゃないかと思う次第です。ま、映画としてクオリティ上げる方策もありそうだけど、バジェットとか限界あるもんねえ…